おすすめ色打掛のご紹介=福寿=
2024.07.20
着物いつもFiore Biancaブログをご覧頂きありがとうございます。
本日はFiore Bianca鎌倉店よりおすすめの色打掛をご紹介いたします。
1. 色打掛を着る理由
色打掛の歴史は室町時代中期より始まり、
江戸時代になる頃には花嫁様の礼服として認識されるようになりました。
花嫁様は”嫁ぎ先の色に染まるため”に白無垢をお召しいただき、
花嫁道中を歩き、ご新郎家に向かいます。
白無垢姿の花嫁様がご新郎家に到着すると
衣桁に飾られた色打掛が花嫁様を出迎えておりました。
その後挙式が結びますと、”婚家の人になった”、”あなた色に染まった”という意味で、
白無垢から色打掛に掛け替えをしていました。
2. 色打掛に込められた想い
今回ご紹介させていただく色打掛の模様は、すべて手刺繍であしらわれており職人の温かい想いが感じられます。
また華やかな印象を与える金駒刺繍・銀駒刺繍は
通常の刺繍糸よりも太い糸を使用しております。
太い糸を使用しているからこそ、遠くから見ても美しく輝き、
ご披露宴会場を彩ります。
優雅に羽ばたく鶴や美しく咲く花々は
横振り刺繍と呼ばれ、針が左右に動く特殊な機械を使用しています。
大きく描かれている牡丹の花は
蓬莱という中国伝承の理想郷に咲く花のことを指します。
この模様は“お二人の新生活が蓬莱のように幸せである”ことを願う意味が込められています。

色掛下:48-3980
半襟 :201-8639
3. 小物に花嫁様らしさを
色打掛に合わせるお小物はいくつか種類がございますが、今回は筥迫と懐剣についてお伝えします。
胸元に身に着けるお小物は2つあります。
1つ目(写真向かって右側)は懐剣といい、昔は護身用の短剣を入れていました。
またもう1つは筥迫(写真向かって左側)といい、お化粧道具を入れる小箱です。
色打掛に更にお小物で色を重ねることが
“幸せを重ねる”という意味にも繋がります。
例えば落ち着いた雰囲気がお好きな花嫁様は
茶色・緑系など落ち着いた色味を使ったコーディネートを。
華やかな雰囲気がお好きな花嫁様は
オレンジ・黄緑など明るい色味でコーディネートを。
お色味の合わせには正解も不正解もございません。
ですので組み合わせは数多くございます。
お小物の色味を変えるだけで、色打掛全体の雰囲気も変わるため、
私たちコーディネーターもお二人のご結婚式のイメージに合わせて、
お客様だけのコーディネートをご提案させていただきます。

帯揚げ :202-7126

帯揚げ :202-7122
ぜひ店頭にて素敵な色打掛をご覧くださいませ。
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